佐藤流司さんのおたくがThe Brow Beatのツアーに全通したよ

推しに関しては基本的に全肯定派なんですけどちょっと思うことがあったので書き殴りますね

・ミュの加州清光くんに金かけてる

・佐藤流司さんの顔ファンではない

・歌をディスってる

・オールスタンディングのライブ経験は白石蔵ノ介くんソロと幸村精市くんソロとドルフェスのみ

地雷の気配察知したら読まないでください

わたしテニミュからお芝居入った人間で佐藤流司さんのファンです

審神者になったのは2015年1月で初期刀は加州清光くん

お察しの通り刀ミュは推し×推しをぶち込みわたしに海外遠征まで行かせたすっっごい作品です。ありがとう、預金残高の話はやめてください

はじめておんなじ世界に生きている加州君をみたのはトライアル公演の初日でした。

半休もぎとって、ドルステで培ったうちわ+ペンラシート作りのスキル生かしてですね。ヤマトくんとは違う人を応援するのも、ドリライで黄緑色のライトを振るのとも違う空間だというのはわかっていて、そわそわして劇場向かいました。

転売だけには手を出したくなくて、そりゃもう必死にチケットとって、初日からの3日間と、土日ぜんぶ。会社は入社したばかりでお休み言い出しづらくて、お願いして初日に半休貰って、わたしの行ける範囲9公演。交通費とホテル代と物販と、ええと、お給料一ヶ月分くらいですね。

軽い気持ちで出したわけではもちろんなく、それくらい期待していました。

はじまる前はとにかく「加州清光が折れるストーリーだったらどうしよう。9回も観れない」とか騒いでました。

刀たちが地に降りる

眩く光って、あらわれたのは美しいかみさま

加州くん

加州くんだ

加州くんがいる

じわりと涙が出ました

それからはじまる

「とうけんらんぶ!つーよーくつーよくー!!」

スッ……と涙がひきました

下手過ぎか

エッなに?!あれ加州くんだよね?!ん?!?!ちょっと待って……いやポジティブに考えろ……板の上にいるのは加州清光……佐藤流司さんではない……であれば!考えられることはただひとつ!

佐藤流司さんは加州清光くんのことを音痴だと思っている=役作り!!!!!

イエーイ解決!!

しなかったです

テニミュ出演経験のある役者+ドルステのアイドルのお友達がこんなにいて、なんでこうなる??なんで??なんで?!?!これほんとにチケット代7800円?!わたし7800円払ってこのど下手くそな歌聴かされるの?!!ハァアァァ?!汚ねえ!!汚ねえ!!耳を塞いで目だけで楽しんだほうが良いのでは?!?!

ソロの歌声があの状態の加州くんがいちばん歌上手く聞こえるのなんで……?

わたしすっっっっごい加州くん好きで流司さんのお芝居も好きで、好き×好きだからぜんぶ許す♡って感じだったんですけどこれは本当に酷かったです。我々客が、この程度の歌でお金払うと思われてるんだ、とすら思いました。ふざけんなよ6000円のテニミュのほうが歌上手いじゃん

ミュージカルが好きな方は耐えられなかったんじゃないかと思います。

それでも私が刀ミュを、加州清光くんを愛したのは、板の上に加州くんが生きていたからです。歌の上手下手ではなくて、加州くんであれば良いと思ったから。流司さんが加州くんは歌が下手と思ってるならしょうがねえな!とか思って。

2年経った今、ずいぶんお歌がうまくなったなーとは思います。チケット代高くなりましたしね。

愛情も増えました。

阿津賀志で続投決まってすっっっごく嬉しかったし、(ストーリーとして今剣が謝らなかったのはずっと引っかかってたのでつはものに救われました)幕末で新撰組の刀たちと一緒の出陣も嬉しかった。音楽番組の観覧も(アウェイ感辛いから辞めて欲しい)中国での公演も欠かさずにいった(まだ国内で絞れるから国内増やして)。

加州くんに会いたかった。幸せそうに生きて、愛情を浴びる彼が眩しかった。「やっぱ俺って愛されてるよね!」彼がそう言えるほどの愛情を、赤いライトの光を見せることができて、嬉しかった。

台湾イベントで佐藤流司さんの生歌聞いた時に、友人が「清光じゃなくて流司くんでライブして欲しい」って言ってて、ぞっとしました。

歌詞飛ぶ、音出ない、喋って笑って誤魔化す

まあライブじゃないのでね、ファンミなのでね、歌に対するお金じゃないのでね

「佐藤流司さんの歌に8800円出したくないな」そう思いました。写真集50冊買って握手会には行きます。2ショチェキも撮ります。バースデーイベントも行きます。それは対価なので。それだけ払っても良いと思ったし、握手会もチェキもバーイベもすっごい楽しかった!芝居の話いっぱいしてくれた。いつも来てくれてありがとうって笑ってくれた。たくさんのファンにおめでとうって言われて嬉しそうだった。たくさん、会いに行った。

でも、でもさあ。

役ありきの板の上の歌でなく

アーティスト「Ryuji」として歌う

それが「彼のやりたかったことなんだ」って思ったら、涙が出た

何も加州くんの晴れ舞台、単騎出陣の日に発表しなくてもいいじゃん

どうして別の日を選んでくれなかったの

あれだけ舞台の上で自分を殺すことに徹していた彼が、刀ミュを、刀剣乱舞を、加州清光を利用したように見えて、苦しかった。悔しかった。正直、幻滅した。発表の仕方が、ずるいと思った。

心の底から楽しみたかった加州くんの初の単騎出陣を、佐藤流司が踏み台にしている。そんな声が聞こえて、その通りかもしれないと思ってしまった。

そうして、単騎出陣したいと言い始めたのが流司さんだと言うことを思い出して、また、苦しくなった

テニミュ

ナルステ

刀ミュ

この3つの作品はすべて、佐藤流司さんは演じたキャラクターとは違う役でオーディションを受けているそうです。

もちろん、決まったからには全力をつぎ込んで、彼らを愛してくれたと信じてます。

でも第一歩は、彼の一番演じたいキャラクターではなかった

じゃあ彼のやりたかったことってなに?

赤也くん?白石くん?カカシ先生?三日月宗近

もともと流司さんって役者志望じゃないんですよね。歌手になりたいと思っていたそうです

ずっとさあ、ずっと、ずっと、そう思ってたのか

私が見たかったもの、見せて貰えてたものは、彼のやりたかったことじゃなかったのか

やるからには全力出してくれる

やれる範囲なら全力で仕事でこなす人だから

だからさあ、バンドのお仕事、全力でやったと思うんです

うまくなったね

楽しそうに歌うね

でもさあ、でもさあ

アーティストとしてはどうしたって力不足ではないのかな

佐藤流司のファン、佐藤流司とRyujiのファンがいるのは、わかります

Ryujiだけのファンがつくれるほど、彼は魅力ある歌声だったでしょうか

私は、すくなくとも、名古屋公演での調子の悪い歌を聴いて、気持ちよくは帰れませんでした

まあ毎回公演続くにつれて歌のコンディション落ちること多いですけど

流司さんは加州くんの代わりになれません

だからわたし、さときよって呼び方が嫌いです。

あそこにいるのは加州くんです。加州清光くんです。

佐藤流司さんがそうあろうとするから。

わたしは、佐藤流司さんの、板の上でちっとも佐藤流司さんじゃないところが、だいすきです

かっこよくいてくれて、美しくいてくれて、愛させてくれて、流司さんじゃなくいてくれてありがとうって、何度でも言いたい。

わたしは、彼の愛させてくれたキャラクターと同じように、彼自身を愛することはできません。佐藤流司さんの演じる「佐藤流司」を愛せても、同じだけの愛情と財力をもって、アーティスト「Ryuji」を愛することはできません

彼の、彼じゃない魅力溢れるキャラクターを演じる力を、どうしようもなく愛おしいと思います

The Brow Beatは、これからも続くそうです

ツアー全日程参加して、わたしが払った1公演5400円は、対価にするには大きい金額だと感じました。私の中では、彼らへの投資になりました。

どうか、投資ではなく、対価だと思えるような、そんなパフォーマンスで魅せてください

私は笑顔で、彼の仕事にお金を払いたい。アーティストRyujiにも、魅了されたい。

佐藤流司さんとRyujiさんを分けて考えたいので、「ロックスター佐藤流司」というワードがDVDに入っていたら、泣きながらシャンパンを煽ろうと思います

トークショーでもロックスター佐藤流司って言ったこと忘れないからね(言い直してましたけど)

あと刺青いれると加入拒否する保険会社多いですし、体が資本の俳優続けるならきちんと考えてくださいね

まぁ以前より歌は上手くなっていますので

おちゃろくと阿津賀志2018に期待!!解散!!